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29 September

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15 May

01:maps

この世界には『セレッシャルコール』と呼ばれる虹色の巨塔がある。
 神々の世界に続くと云われる天を貫く塔で、専ら観光名所である。
 内部には豊かな自然が広がっており、何度となく調査されているが塔を上る手段は発見されなかった。
 しかしある時、異変が生じる。天からの轟音と共に一人の天使が地に堕ちる。
  「塔の悪魔は地上を滅ぼし、塔の天使は願いを叶える・・・」
 そんな言葉を遺し、光となって消える天使。
 それ以降、塔の周辺では凶暴化した生物が多く発見されるようになる。
  「塔の悪魔は地上を滅ぼす・・・」「これは塔による・・・?」
  「塔の上階への道が現れたらしいぞ!?」
 漠然とした不安を拭うため、また願いが叶うという言葉からも進められる塔の探索。
 他の分割世界も含め、世界中から集う探索者たち。
 貴方もまた、そのひとり・・・
セレッシャルコール ルール―ブックより
http://cc.x0.to/rule_abo.php#P2





その1人、いや3人。3人の少女が塔へと訪れた。

4本の腕を持つゴーレムのサンティエ。
マフラーの下に心を隠した少女、ヴァロワイユ。
肘から先がない少女、ラ・ターシュ。

3人は3人でひとつなのだといい、「ブルゴーニュの宴」と名乗っていた。
この塔を調査する、と姿を消した父親を探しに。おかしな少女たちは、塔を上る。

彼女たちの記憶にあるのは、眼鏡を描けた黒い服の男。
そんな男を知らないかと探索者たちに声をかけてみるも、彼女の容姿に驚き逃げるもの、
興味のなさそうなもの、石を投げるもの、と様々だったが情報は一つもなかった。


「とーさまどこに居るんやろう、ねー。塔におるとーさまー」
「情報が一つもありませぬな…、やはり出発が遅かったのでは」
「みてみてー、お花ー」




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